こんにちは、ななを。です。
前回、「好きなこと」について語る。第3弾【イベント企画②】の記事を投稿しました。
■「好きなこと」について語る。第1弾【パソコンを好きになった話】
■「好きなこと」について語る。第2弾【イベント企画①】
■「好きなこと」について語る。第3弾【イベント企画②】
今日は第4弾!最後!
「イベント企画が好きになった話」の3話目です。
「大学4年間最後の演奏会企画。」そして、「今後の野望」についてお話しします。
卒業前の演奏会企画。
2020年24歳冬。
企画当初、私はピアノから距離を置くことを考えていた時期であった。
4年間の最後に、学生生活一緒に勉強し、遊んできた友人と演奏会を企画することになった。
演奏会前夜の準備はこんな感じです。↓
【GRWM】自主公演前日パッキング Get Ready With Me〜音大生の現実
企画を初めて本番までの8ヶ月に、就活、入院、卒業試験、というビッグイベントを通過しての本番直前。
コロナの流行。
日常が日常通りある安心感
このコロナの流行により、開催するかどうかを非常に迷った。
2020年3月16日現在、未だに感染が拡大している中で、たくさんの意見があると思う。また、イベントを中止した人たちも、続行した人たちもそれぞれが悩みに悩み抜いて、その時の一番最善の決断を下しているはずで、どちらも間違いではないと思う。
約2週間前の、開催日前日(2月27日)に、「全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の臨時休校」が発表された。しかし、私たちは、キャンセルを受けつけつつも、アルコール消毒やマスクの着用などを講じた上で、開催することにした。本番を前に練習よりもこの事務作業や準備に追われることになった。
実際本番を中止したほうが、開催費用負担は少なくて済んだし(私たちが借りたホールの場合)、労力も少なくて済んだし、演奏とは違う部分での気を使わずに済んだかもしれない。
しかし、来てくださった先生に
「非日常が続く中で、通常のことを通常通り開催するってことだけでも、どれだけ癒されたか。」
という言葉をいただいた時、開催した事への不安も少し和らぎ、その後感染の報告もなく2週間が過ぎたので安堵している。
ウイルス感染で怖いのは、感染はもちろんだけれど、一つ一つの行動に人の目を恐れる事になるのだと感じた。
演奏会を開催する意味
私はこの公演を経て、演奏会を開催する意味を考えた。
まだ正解は見つからないし、ないのだと思う。
しかし、企画者は「娯楽としての演奏会」「仕事としての演奏会」両面から考え、企画していくことになり、大きな外的要因で開催が危ぶまれた時、どのような思考をし、結論を出すのか。
どのようなリスクを考えて企画、契約、開催などをしていかなければならないのか。
不謹慎な言い方かも知れないが、コロナはこの問題を各業界に問題提起をしに来たのかもしれない。
終わりに
企画の話シリーズ最後の話が、少し重たくなってしまったけれど・・・。
自分で演奏会企画を始めて6年。
まだまだ分からないことがたくさんあり、毎回学びの連続である。
しかし、新型肺炎が落ち着いた頃には、また試行錯誤し、良い音楽を、良い奏者を紹介できるような、誰かに何かを感じてもらう時間を作り上げていきたい。
今後の野望
まだまだ経験は浅いけれど、
「自分で企画し、出演し、運営もする」
ということが、どれだけ大変であることを身に持って経験してきた。
駆け出しの演奏家や、学生などであれば尚更である。
私はいつの日か、そんな奏者の手助けができれば良いなと考えている。
そのために今何ができるか。
今日も考えを巡らす。
・・・おわり。
〜今日の小話〜 昨日寒かったと思えば、今日は暖かい。異常気象で服が決まりません。
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